第2回研究会[活動報告]
第2回研究会の議事をご報告いたします。
日時:2012年6月16日(土)13:00-16:00
会場:横浜国立大学保土ヶ谷キャンパス
配布資料:
- 0 第1回研究会議事録
- 1 第2回研究会議事
- 2 研究会企画案
- 3 研究課題の検討
- 4 IS論文の事例報告
出席者:メンバ7名 自由参加3名
議事:
- 1 前回議事録の確認
配布資料0に基づき、前回議事録の確認を行った。- 議事録は研究会開催1週間以内に研究会ウェブページにアップし、公開する。
コメントがある場合は研究会メーリングリストで報告しあう。また、その月のメルマガ(25日発刊)を通して学会員にアナウンスする。 - 公開議事録には出席者名は明記せず、人数のみの表記とする。
- 議事録は研究会開催1週間以内に研究会ウェブページにアップし、公開する。
- 2 研究の企画配布資料2に基づき、研究会の企画に関し意見交換を行った。
以下の活動の指針を確認した。
なお、活動成果物に「編集委員会への提言」を入れる提案があったが、研究会の成果物とすることは合意に至らなかったので、ペンディングとし状況を見て再検討することとした。活動の指針 - 3 議論
「情報システム論文の作成および査読のありかた」の研究を進めていくうえでの各自の認識を共有するために、配布資料3に基づき、以下の議論を行った。- 3.1 「情報システム」とは?
「学会の理念」に記述のある情報システムの概念を基に当研究会を進めていく上での「情報システム」の捉え方に関し意見を交換した。様々な意見が出されたが、当面はこの学会の理念にある記述を共有して、活動していくこととした。
「学会の理念」に見る情報システムの定義の概念図を以下に参考として示す。
参加者から、「情報システム」観の自由さが論文投稿者に対して本学会で受け入れられる論文なのかどうかの判断を困難にしている面があることが指摘された。どんな論文が受け入れられるのかの具体的例示があるとよいという意見が出された。
「学会の理念」に記述のある情報システム観からみた場合、以下のケースは情報システム学会の期待する論文たるのか?- ケース1:江戸時代の飛脚システムに関する研究発表
- ケース2:社会の安全性を保証するための堅牢な通信基盤の技術研究発表
- 3.2 IS論文の事例報告
配布資料4に基づき、欧米のIS論文の事例の報告を受け、意見交換を行った。
取り上げた論文は、「Explaining IS change : A punctuated socio-technical change model」である。
本論文から参考とできることは以下であると報告された。- 問題意識を共有する先行研究を徹底的に調査して、その限界を突き止める。
- 必ずしもIS領域でない研究から、解決の芽を見つける。
- 提案を自己評価して、今後の研究課題とする。
- 3.1 「情報システム」とは?
- 4 個別相談
(今回は相談依頼者なし)
次回予定:
- 日時:平成24年7月21日(土)13:00-16:00
- 内容(予定)
- ディスカッション
- 「情報システム」論文とは?
- 論文である条件
- 論文を書く理由(特に産業界から)
- 個別相談
- 情報システム学会への論文投稿を目指している方への相談
- ディスカッション
文責 原潔
以上
議事録
参考
- 学会紹介小冊子
「情報システム学会の理念」に情報システムについての概念の記述があります - Explaining information systems change: a punctuated socio-technical change model
欧米のIS論文の事例で取り上げた論文