研究会が設置されました。

平成24年度から「情報システム論文の作成および査読のありかた研究会」がはじまります。

この研究会は論文作成者といっしょになって論文のあり方を検討し、コメントを通して相談者を支援します。本研究会は「産業界からの論文投稿を促進するための研究会」(2006年度~2008年度)、「情報システム論文の作成を支援する研究会」(2009年度~2010年度)の活動を継承して設置されました。

詳細は「研究会について」をご覧ください。

(以下、研究会についてより抜粋)

■研究テーマ

研究テーマ

産業界からの論文投稿を促進するための研究会」、「情報システム論文の作成を支援する研究会」の活動を継承して、実用に供された情報システムの事例に関する体系化・抽象化を指向した学術論文作成について研究する。また論文作成相談者を、コメントを通して支援するとともに、論文、特に学会誌論文投稿規定にある事例報告論文のあり方および査読のあり方を冊子にまとめる。

研究テーマ設置の趣旨

情報システム学会では、貴重な研究成果・事例報告を論文として積極的に発表・蓄積・共有するための場を提供することを主要な活動の1つとして位置づけている。しかしながら、学会誌閲覧ページを見る限りでは、掲載論文数はなお少ないのが現状である。その理由として、学会誌の論文事例が少ないため論文の採録レベルを判断しがたいこと、また論文作成に関する経験が十分でないため論文の発表・蓄積に戸惑っていることなどをあげることができる。過去2つの研究会が開催したワークショップ参加者は増大傾向にあり、論文の投稿や執筆相談への期待も高まっていることから、より積極的取り組みが必要であると考えられる。そこで特に産業界からの論文投稿の促進を念頭に事例報告論文の論文作成・発表のあり方、査読のあり方を研究し、投稿者への支援の場を提供することにした。

■活動計画(概要)

次の項目を取り上げて活動する。

1)具体的な事例をもとに論文作成に関する個別相談を実施する。
体系化、一般化、抽象化の方法と水準に関する話題
新奇性、客観性、信頼性、有用性の話題など
2)論文作成・発表のあり方を研究し、論文の書き方ガイドをまとめる。
3)論文作成・査読のためのワークショップを開催する。
4)産業界からの論文発表の促進を支援する。